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女性ならではの視点による営業コンサルティングをはじめ、講演、執筆と多岐に渡り活躍する和田裕美さん。仕事でチャンスをつかみ、女性としてわくわくするような毎日を送る「幸せ体質」になるには、オフィスでのコミュニケーションを良くすることで生まれる
「好かれる空気」が大切と言います。
-オフィスの空気作り、居心地の良さって何でしょう? 隣にいる人、向かいにいる人によって、それはずいぶん変わってきますよね。
たとえば、朝「おはようございます!」とあいさつしたときに、「おはよう」って返ってくると気持ちいい。返事がないと「私、嫌われてるのかな」とか考えてしまいがち。返事をしなかった人が、たまたまテンパっていて、悪気がなくてもそう感じてしまうのです。
そうすると、仕事上わからないことがあっても「あの人忙しそうだし……」と、質問することを躊躇してしまう。結果、仕事でミスをしてしまい「どうして途中で質問しなかったの!?」となってしまう。
コミュニケーションが上手くいっていない会社は、あいさつの返事がないところから始まっているんです。
人というのはフィードバックが必要です。「私のこと見てる?」「私に構ってくれてる?」ということを確認したいんですね。
そこでもうひとつポイントがあります。それは、たとえば上司の話を聞くときに相手の目をみて、あいづちを打つということです。あいづちがあると、話している人をノセられます。上司をノセられなくて、お客さんを商談にノセられるでしょうか。
相手を気持ちよくする、「好かれる空気」を作れる人というのは、いっぱいしゃべる人ではなく、話をよく聞く人と言えますね。 |
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ところで、和田さん自身の成功体験は、どのようにして得ることができたのでしょう。
とっても気になるところです。
-じつは私は転職でも失敗の連続でした。その頃は「別の上司、別の会社なら、もっと自分は認められるはず」などと考えていたのです。
でも、チャンスの芽が出てきたのは、
「目の前にあることを一所懸命やる」ことができるようになったときです。
とあるアパレルメーカーに就職しましたが、仕事は地下室での在庫管理。「どうして私がこんなことを」と思っていましたが、ある日、気づいたんです。私はデザイナーでもパタンナーでもなく、アパレルの知識もない。だから「これが私にできること」だったんだと。
それから私は、自分にできること、目に前にあることを一所懸命やることにしたんです。
すると商品知識がどんどん頭に入ってくる。能率が上がってくる。
そんなある日、通りすがりの常務に、商品のことを聞かれ在庫表を見ずにソラで言えたことから常務に覚えられて、その後、少しだけキャリアアップすることができました(笑)。
その後、ブリタニカでのフルコミッション(完全歩合制)営業の職に飛び込みました。といってもマンパワービジネスなので、席が空いていれば、誰でも採用されるんですけれど(笑)。
「どんな人にも可能性がある」「やってみなければわからない」ということに惹かれました。
そのときに学んだのが、最初にお話しした「好かれる空気」の作り方でした。好かれる空気が作れると、自然と、成果が出てくるんですね。
ところが今度は、成績が良いとき/悪いときの波ができるようになってしまいました。
当時のボスはこう言いました。
「波はできてもいい。どうして、0と10の波を作ろうとする。9と10の波を作ればいいじゃないか」
ハッとしました。続けて私は聞きました。
「どうしたら高いところで波を作れますか?」
「切り替えを早くすることだよ」
そのときに新たに学んだのが「陽転思考」です。
「陽転思考」とは、ポジティブ・シンキングとは全く異なるとか。
和田さんが実践している、
「陽転思考」って何ですか!?
-成績や気持ちが落ち込んだときでも「よかった」を探して、気持ちの切り替えを早くしようということです。
「事実はひとつ、考え方はふたつ」というフレーズを私は心がけています。
一方、ポジティブ・シンキングとは、ネガティブな言葉は一切言っちゃダメというもの。私は、もともと優柔不断で、人見知りです。だから「それはできない!」って思いました。
ネガティブになってもいい、泣いても、ムカついても、落ち込んでもいい。ただ、泣き続けない、怒り続けない――ドスン、と落ち込んでも切り替えること。これが「陽転思考」なんです。
そうは言っても気持ちの切り替えってムズカシイです。和田さんなりのコツを教えてください!
-そこで「事実はひとつ、考え方はふたつ」というフレーズが役に立ちます。どんなに優柔不断でも、二者択一なら決めやすいと思いませんか。
これは営業のクロージング(成約時)の常套手段なのですが、AのプランとBのプラン、どちらがお好きですか、とお客さんに聞くんです。CとDとEのプランは忘れてくださいと。
個人のレベルでも同じです。「飲み物は何がいいですか?」よりも「温かいのと、冷たいのどちらがいいですか?」と聞いたほうが決まるのは早い。
お客さんとのアポも「来週の前半と後半どちらがよろしいですか?」のほうが、アポは取れやすい。「来月会おうねー」という友達とはまず会えない。「来月の上旬、下旬?」とすれば必ず会える。
たとえば、私の講演がある日に雨が降ったら、皆さんは出かけるのが鬱陶しいと思う。でも、着いたら屋内で聞けるからよかった。むしろ今日は外まわりじゃなくてよかった。と「よかった」を探すんです。
雨が降った事実はひとつ、「鬱陶しい」か「よかった」か、考え方はふたつです。
どちらを選びますか? そういうことなんです。
「陽転思考」でいきましょう。そうすればきっとチャンスをつかみやすくなる、「幸せ体質」になれるはずですよ。 |
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働く女性にとって心身ともに健康でいることは、簡単ではありません。和田さんは何か特別に気をつけていることはありますか? また、執筆時の健康管理はどうしていますか?
-特別にしていることはないんです。心が元気だと、体も元気ですよね。運動にしろ、食べ物にしろ、神経質になりすぎないこと、あるものを受け入れる精神状態が健康につながるのかもしれません。
ただ、さすがに執筆時は肩こりに悩まされます。それは仕方がないことと思っていましたが、自分の体に合った椅子、たとえばcassicoといった椅子を選ぶことによって集中力と正しい姿勢を続けることができれば、悩みは解消されるのかもしれませんね。
最後に質問です。
あなたにとって「イイオンナノ条件」とは?
相手の気持ちがわかる人。相手にそれと気づかせない親切ができる人。
そうしていい空気が作れるのは、とてもレベルの高いイイオンナだと思います。 |
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PROFILE
和田 裕美さん
株式会社ペリエ代表取締役
外資系教育会社ブリタニカでのフルコミッション営業時代、契約率95%を誇ったセールスウーマン第一人者。2001年に独立し、営業コンサルティング会社、株式会社ペリエを設立。「人に好かれる話し方セミナー」が人気のほか、「幸せレシピ」「運命の仕事に出会う本」など著書多数。
株式会社ペリエ
http://www.perie-net.co.jp/ |
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