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そこで”cassico”の開発に携わっていただいた山崎先生に、 「オンナのむくみ」について、『人間工学的に』語っていただきましょう!
センセイ!さっそくですが、オンナのむくみについて教えてください。
そもそも、女性のカラダは、子宮という精密でかさばる装置をもっているために、血管系の配置も相当無理しています。だから、男性よりも静脈の還流が悪く、血液やリンパ液の流れがスムーズではないのです。さらに、筋肉が少ないので(男性の6割ほどしかない)、血液やリンパ液を押し出す筋ポンプ作用も少ないといわれています。また、背筋をまっすぐにしてひざをきちんと揃えて座っていなければならないという女性ならではの社会的事情も原因でしょうね。
えっ!オンナらしい座り方も、ダメなのですか?
どんな姿勢にしろ、同じ姿勢を保ち続けるのはツライことで、特に、ひざをきちんと揃え、美しい姿勢を保つというのは、筋肉の少ない女性にとって相当の努力が必要なのではないでしょうか。また、平均的に身長が低い女性は、机に合わせて椅子を高めにしなければならないため、長時間、太ももが圧迫され、かつ膝を揃えたまま下肢を動かせないとなると、むくむのは当然です。
むくみを解消したいなら、机の上に足を上げて10分ぐらい休んでいればいいのですが、それができないからこその悩みであるわけです。そこで、今回の開発では、オフィスの現状と女性の心情を考えて、さりげなく気配りすることにこだわりました。
開発した“cassico“では、座面の太ももが当たる部分を少し下に傾けられるようにし、きちんとした姿勢でも太ももの裏の圧迫を軽減できるようにしてあります。また、机の下で密かに足を伸ばしても、椅子の縁が当たることがありません。この、ほんのちょっとした気配りが、従来のオフィス用の椅子に比べて、1時間で40%ものむくみの軽減効果を生み出しました。
むくみにくいカラダにするにはどうすればいいのでしょう?
ウーム。これは、お医者さんに聞いた方が良いでしょうが、人間を機械としてみれば、血液やリンパ液を押し出す筋ポンプ作用を強化するために、筋力をつけたり、硬くなった組織をほぐしたりすることでしょうね。テレビを見ながらストレッチするだけでも、体がほぐれると思います。そして、職場でも、なるべく理由を見つけて、ときどき歩くといいですね。運動すべき!というのは、頭ではわかっていても、「その10分」がとれないのが現実です。ですから、何かのついでにやるという、テキトーさが良いと思います。
でも、生理前になると、何をしてもむくみは軽減されないのですよ。
まあ、努力してもダメなときは、立ち向かわずにやり過ごすというのも手です。何だか、私は話しやすいのか、様々な悩みを相談されます。本当に大変なんだなと思います。でも、多くは時間が解決しますので、「したたかに、しなやかに」とだけお話ししています。机の下に、こっそりいらない雑誌や気にくわない書類?を積んで、足をその上にのせるだけも違うと思いますよ。
本当は、一人ひとり、どんな体の特性や価値観をもっているかお聞きして、それぞれの仕事環境を整えられるようにアドバイスできればいいのですが、どんなに開発者側が努力しても、最後のところは皆さんそれぞれの工夫になります。与えられなければ変えてやる!それで、仕事が進むんだ!!文句あるか!!!くらいの開き直りで乗りきれば良いのではないでしょうか。
実は、そのようなカスタマイズを拝見させていただくのは、物作りの大変な情報になります。自分がどうしたいのか、改めて聞かれるとよくわからないことが多いものですが、無意識の行動は正直で、その方の机周りをみれば、どうしたいのかわかります。ご自分で一歩引いて、観察してみてはいかがでしょう。そして、その状況を、今度は少しでも意識して自分向きに、かつ小綺麗にできれば、きっと気分は晴れ晴れしますよ。
そう言われてみると、かなり無理しているような・・・。
生物学的な「ヒト」のカラダはもちろん、社会的な「人」の意識はさらに大きな個性があります。それを標準的な机と椅子に合わせるということに、そもそも無理があるのです。これまでの人間工学は、ヒトを平均化し、モノを規格化することで、物質的豊かさを実現させました。しかし、これからの人間工学は、ヒトのばらつきに注目し、自分にとっての関係的価値を高められるように貢献すべきだと思っています。
でも、いきなり机も椅子も変えるというのは、今のオフィス環境では無理でしょうね。ですから、せめて椅子を変えて、カラダの本音に応えてみてはいかがでしょう、というのが、職場で頑張る女性たちへのメッセージなのです。そして、何よりも、備品を揃える管理者様へ、彼女たちが機嫌良く働くことが、どれほどの価値を持つか、考えてみて欲しいですね。 “cassico“の導入を、是非ご検討ください。「したたかに、しなやかに」...
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